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運航停止が続く中、博多港に停泊するクイーンビートル=2024年8月16日、福岡市博多区、江口悟撮影

 JR九州の子会社「JR九州高速船」が日韓両国を結ぶ高速船の船体への浸水を隠して3カ月以上運航を続けた問題。法制化以来初めて運航管理者らの解任命令を受けたJR九州高速船では、後任の管理者の選定が進む。安全への信頼を早期に取り戻せるかは不透明だが、20日に記者会見したJR九州の古宮洋二社長は、改めて運航再開をめざす考えを表明した。

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 浸水隠しがあったのは高速船「クイーンビートル」で、博多港と韓国・釜山港を往復していた。

 古宮社長はこの日、「日本と韓国の間の重要な輸送機関だと思っている。安全を大前提に、前提がちゃんとできあがれば、運航は再開したい」などと思いを語った。

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